腰の痛みについて
腰の痛みは身体からのサイン
無理せず早めのケアを
長時間のデスクワークや運転、重い物を持つ動作など、知らないうちに腰へ負担がかかっています。朝起きたときの違和感や立ち上がるときの痛みは、身体が発しているサインかもしれません。放置すると慢性化することもあるため、痛みを感じたら早めのケアを意識しましょう。秩父市で腰の痛みにお悩みのかたは、ご相談ください。
こんな場合はご相談ください
- 朝起きると腰が痛い
- 腰からお尻、足にかけてしびれがある
- 長時間座っていると腰が重くなる
- 前かがみになると腰が痛む
- 立ち上がるときに腰に痛みが走る
- 姿勢が悪く腰に負担を感じる
- ぎっくり腰を繰り返してしまう
- 湿布を貼っても痛みがよくならない
代表的な疾患
- 腰椎椎間板ヘルニア
- 圧迫骨折(脊椎圧迫骨折)
- 腰部脊柱管狭窄症
- 骨粗しょう症による腰痛
- ぎっくり腰(急性腰痛症)
- 腰椎椎体骨折
- 腰椎分離症
- 腰椎椎間板変性症
- 腰椎すべり症
- 梨状筋症候群
- 筋・筋膜性腰痛
- 腰椎椎弓骨折
- 仙腸関節障害
- 腰の神経根症
- 坐骨神経痛
- 脊椎側弯症
- 変形性腰椎症
- 脊椎感染症(化膿性脊椎炎など)
- 腰椎椎間関節症
- 腎結石・尿路結石による腰痛
主な疾患
腰椎椎間板ヘルニア
背骨の間にある椎間板が飛び出し、神経を圧迫する病気です。腰やお尻の痛みのほか、足のしびれや力が入りにくくなることがあります。若い世代にも多く見られ、安静やリハビリで改善するケースが多いです。
ぎっくり腰
正式には「急性腰痛症」と呼ばれ、突然腰に強い痛みが走るのが特徴です。重い物を持ち上げたときや、くしゃみなどの拍子に起こることもあります。多くは数日〜1週間で軽快しますが、再発防止には日常の姿勢改善が大切です。
腰部脊柱管狭窄症
加齢などで神経の通り道が狭くなり、腰や足に痛み・しびれが出る病気です。歩くと症状が強まり、休むと軽くなるのが特徴です。進行すると歩行が困難になることもあり、早期の診断と治療が重要です。
胸椎腰椎圧迫骨折
転倒や軽い衝撃で背骨がつぶれるように折れる骨折です。骨粗しょう症の高齢者に多く、強い腰痛や背中の痛みを伴います。放置すると背中が曲がることもあるため、コルセットや安静による早期治療が必要です。
腰椎すべり症
腰の骨(腰椎)がずれて、神経を圧迫することで腰や足に痛みやしびれが出る病気です。長時間立ったり歩いたりすると症状が強まります。加齢や姿勢のクセが関係しており、リハビリや装具療法での改善が期待できます。
腰椎分離症
スポーツや成長期の繰り返しの負担により、腰の骨の一部が疲労骨折する病気です。中高生の運動選手に多く見られます。腰の痛みが続く場合は安静が必要で、早期に治療を始めることで再発を防ぐことができます。
変形性腰椎症
加齢により椎間板がすり減り、骨や関節が変形して神経を刺激する病気です。腰の重だるさや痛み、こわばりが特徴で、長時間立つとつらくなることもあります。運動療法や姿勢改善が症状緩和に役立ちます。
脊椎側弯症
背骨が左右に曲がってしまう病気で、姿勢のゆがみや腰の痛み、肩の高さの違いなどが見られます。思春期の成長期や加齢による変化が原因になることもあります。軽度であれば経過観察、進行例では装具療法を行います。
よくあるご質問
腰の痛みは、放っておいても治りますか?
一時的な筋肉のこりや疲労による腰痛は自然に軽快することもありますが、痛みを繰り返す場合や長く続く場合は注意が必要です。椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症など、病気が隠れていることもあります。早めの受診がおすすめです。
どんな治療を行いますか?
症状や原因に応じて、薬物療法・注射療法・リハビリテーション・運動指導などを組み合わせて行います。痛みを一時的に抑えるだけでなく、姿勢や筋力の改善を通して再発を防ぐ治療を心がけています。
腰痛を予防するにはどうすればよいですか?
正しい姿勢を意識し、長時間同じ姿勢を続けないことが大切です。無理な動作を避け、ストレッチや体幹を鍛える軽い運動も効果的です。冷えや体重増加も腰への負担になるため、日常生活の中で少しずつ見直しましょう。